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フグについてのお話②
こんにちは、東進日野校の坂井です。
今日は前回に引き続きフグのお話をしたいと思います。
あと半年ほどでフグの季節ですね、楽しみです。ちなみに今はアユの季節なので、お財布に余裕があるときはいいアユを仕入れに市場まで出かけます。塩焼き最高。
さて、前回のキーセンテンスは
・TTXはフグ特有のものではない
・フグのTTXは、地域差・個体差が大きい
・フグはTTXに耐性があるが、高濃度のTTXを投与されると中毒を起こす
の3つでした。
これは何を表しているのでしょうか?
さあ、答え合わせの時間です。心の準備はよろしいでしょうか?
実は!フグ毒は、フグが自分でせっせと作っているわけではないのです!フグ毒なのに。
フグ毒、正式名称TTX(テトロドトキシン tetrodotoxin)は、海中などに生息している微生物のうち、それを生産している種類がいて、それを取り込んだヒトデや貝をフグが食べることによって、フグの体内に蓄積されているのです。生まれたてのフグの稚魚にはまったく毒はありません。
この現象、どこかで聞き覚えがありませんか?
そう、「生物濃縮」というものです。中学の理科で習いますね。
生物濃縮によってフグにフグ毒が蓄積されていっているとするなら・・・?
この続きは次回にしましょう。尺の問題、というやつです。
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