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ことばのことばっかり③~暇な人ほど「いそがしい」~
こんにちは、高幡教室の土井です。
江戸時代の国学者に、本居宣長という人物がいます。
三重県は伊勢松阪の出身で、今も自宅が残っていたり、神社があったりします。
「わ~江戸時代の家屋、天井低い~」とか言いながら自宅に潜入したら、厠の前でスズメバチに襲われたんだが…怖かった……。
記念館なんかもあって、そこでは彼の直筆のものを様々見られるのですが、とにかく字が美しい。
粗雑な癖字を書いてしまう人間からすると、非常にうらやましい限りです。
そんな本居宣長の残した歌に、こんなものが。
をりをりにあそぶ暇はある人の暇なしとて書読まぬかな
暇は「いとま」、書は「ふみ」と読みます。
遊ぶ暇はあるくせに、そういう奴は「時間がない」と言って本を読まない。
なんだか現代のわれわれにも沁みる歌で、好きです。
何かと「時間がない」「忙しかった」と理由をつけてめんどくさい(…と思い込んでいるだけの)ことから逃げてしまうのが人のサガですが、案外腹を決めてやり始めてみるとうまくいくこともあったりします。
というか、忙しい方が「この限られた時間の中でどうやりくりすればうまくいくか?」と考えるようになるので、充実した時間を得ることができるのかも。
実は今年の夏期講習前日、長野県松本市に出かけていました、写真は有名な松本城。
正直、講習直前のこんな大事な時期に小旅行なんかして平気なのか?と不安だったのですが、問題は起こらなかったし、むしろめちゃめちゃ楽しかった…。。。
交通手段が発達した現代、うまいことやりくりすれば素敵な世界が待っているということに気付かされました。
あとは体力次第。
さて松本にはある用事があって赴いたのですが、そこで何を見聞したのかは次回詳しく報告したいと思います。
おたのしみに。
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