高校部(東進)
勉強を「やる」子どもと「やらない」子ども~続き~
こんにちは。
東進日野豊田校の吉田裕介です。
前回の続きで具体的な行動例を載せておきます。
① 「勉強しなさい」と言わない
「子供に勉強をさせたければ、『勉強しなさい』と言ってはいけません」という言葉を一度は聞いたことがあると思います。
「東大や有名大学に合格した子供を持つ親は、決して『勉強しなさい』とは言わなかった」と書籍やメデイアでも時々取り上げられていることがありますね。
では「勉強をしなさい」と言わなければ、子供は本当に勉強をするのでしょうか?
「勉強しなさい」は相手に命令し、支配しようとする言葉です。そうではなく、自ら考え行動するような言葉をかけてみましょう。
例えば、
「今日は宿題が多いって言ってたね。まだ始めなくて大丈夫なの?」
「夜になったら、眠くなるでしょ。まだ勉強しなくていいの?」
など、子供が考えるきっかけを与え、その後、自分で判断するような言葉をかけましょう。
② 子どもに選択肢を与える
子どもをやる気にさせるには、自分の意志でやっているという気持ちにさせることです。
「宿題、どれから始めるの?」
「何時から始めるの?」
「どこでするの?」
などと問いかけて、子どもに決めさせましょう。
③ 兄弟姉妹や友達と比べない
勉強が更に苦手になる子供に対して悩む親は、
「お姉ちゃんは自分から勉強していたわ」など他のできる兄弟姉妹、友達と比べてしまいます。こうなったら子供にとって、勉強は苦痛そのものになってくるでしょう。
④ 親も勉強する姿勢を見せる
前回もお伝えしました親も「学びたい」という気持ちを言葉で表現し、勉強に興味を抱きましょう。
子供は親を頼り、親が大好きです。勉強は嫌でも、親と一緒に過ごす時間は嬉しい時間となるでしょう。その時、子供だけに勉強をさせるのではなく、親も一緒に学ぶ姿勢を示す事で、子供は勉強に興味を持ち始めるようになってきます。
⑤ 頑張ったら褒め、結果が出たら喜びを共有する
出来た問題があれば、少し大げさに「すごい!」「できたね!」と喜んであげましょう。
そして、「パパも分からなかったのに、○○君、頑張ったね、教えて!」と話すと、子供は得意気に説明してくれるでしょう。
⑥ とりあえず、1問、やらせてみる
「とりあえず、1問だけやってみたら?」と声をかけましょう。
やってみると、思っていたよりも簡単で、続けてやってみようという気持ちが起こり、いっきに終わってしまうことも少なくありません。
あくまで具体例の一部ですが、
これらの繰り返しが勉強習慣の定着になりますので、ぜひ試してみてください!