コラム
志學舎勉強会③ ~アドラー心理学から~
志學舎では、アドラー心理学に基づいた生徒指導法について学んでいます。
今日の内容はこれです。
「間違いをわからせるには、
親しみのある話し合いをすればよい。
大切なのは、それができる信頼関係を築くことだ。」
「『叱ってはいけない』ということはわかりました。しかし、相手の問題行動は直りません。そんな時はどのようにすればいいのでしょうか?叱らずにどのように相手にわからせればいいのでしょうか?」
この問いに対してアドラーは明確に答えています。
「何も叱ったり罰を与えたり脅したりする必要はありません。相手に簡単な説明や親しみのある話し合いをするだけで十分です。信頼関係があれば、相手はそれを受け入れます」
大切なのは信頼関係を築くことです。そうすれば、相手は私たちの説明や話し合いを受け入れることでしょう。その場合、私たちは相手の問題行動のすぐ後にその場で説明をしてはいけません。それは、言葉の表現が穏やかなだけで、実際は叱責になるからです。話し合いのふりをした叱責は教育効果がありません。
できれば、相手とは、問題行動が起きた後、しばらく経って穏やかな雰囲気になったところで話し合いをしたいものです。「私は、あなたがこうしてくれたら嬉しいなぁ」「あなたがこのような行動を取ると、とても悲しくなるんだ」。そこで持たれる話し合いは、相手を支配したりコントロールしたりする言葉を使ってはなりません。
自分がどう感じるかを伝えるだけにとどめたいものです。そして、相手が自分の意思で行動を変えるのを待つのです。
―「アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉」(小倉 広著)から引用―
志學舎の先生、
信頼関係の構築と、アイメッセージが大切だよね。心がけたい。