高校部(東進)
岸田首相、小池都知事に何かあったらどうなるのか 其の弐 -都政編-
こんにちは、東進日野豊田校の細川です。
前回岸田首相が倒れたらどうなるのかという事で内閣総理大臣臨時代理の話をしましたが、今回は都知事に関してです。前稿でも触れましたが小池都知事は現在までに二度入院されていますから、これに関しては机上の空論でも何でもなく現にあったことですのでリアリティは増しますよね。それでは解説に移ります。
基本的には以下に示す東京都のHPの記述の解説になりますので、興味ある方はリンク先もご覧ください(東京都副知事について|その他の情報|東京都政策企画局、https://www.seisakukikaku.metro.tokyo.lg.jp/information/fukuchiji.htmlより引用、 最終閲覧2021年11月3日)。
まず、東京都には副知事という職に就いている人が4名いらっしゃいます。これは条例や地方自治法で定められている内容で、その順位付け(内閣総理大臣臨時代理の時も五人が順位付けされていましたよね)は現在以下のようになっています。
第一順位 副知事 武市 敬
第二順位 副知事 黒沼 靖
第三順位 副知事 潮田 勉
第四順位 副知事 宮坂 学
従って、先日小池都知事が入院されたときは第一順位の武市敬氏が公務を代行されていました。尚、6月末に入院されたときは多羅尾光睦氏が代役を務められました。「この順位内にそんな名前の人は居ないではないか」ということになるのですが、多羅尾氏は今年の10月24日付で退任されています(新型コロナ: 東京都副知事に黒沼・潮田の2局長 都議会が同意、 日本経済新聞、 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC137SE0T11C21A0000000/ 、 2021年10月13日、 最終閲覧2021年11月3日)。
その時までは第一順位にいらっしゃいましたので代役を務めたという事です。
副都知事が四人も居る(要る、でもありますが)理由としては、各副都知事にそれぞれ所掌する局や行政委員会(大雑把に言えば部門)があるからです。財務、主税、港湾、交通、水道、消防、デジタルサービス…局一つ取っても都政ともなれば膨大な所掌分野がありますから、都知事(はTOPですので一人で良いとして)を支える副都知事にこれ全てを担って頂くのは余りにも荷重な訳です。何故四人なのか、三人とか五人とかでは駄目なのかとか言い始めるとキリがありませんので、複数人居るのは納得できるよね、というところで落としどころを付けて頂けると幸いです。
本稿は以上になります。ご高覧誠に有難うございました。
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