高校部(東進)
マンガを研究する~学問としての漫画~
こんにちは、東進衛星予備校日野豊田校の細川です。
本日の記事は、日本経済新聞社の記事を参考にしたものなので(『熊本大学、「マンガ学」の研究拠点を新設 大学院も』日本経済新聞HP、https://www.nikkei.com/article/DGXZQOJC053FI0V01C22A0000000/ 、2022年10月5日、最終閲覧2022年10月6日.) 、先にこれを閲覧の上こちらのブログを見て頂ければと思います。
記事の内容を纏めれば、熊本大学が文学部に付属する組織としてマンガ研究機関を設立し、本格的な学問対象に漫画を据える算段だということだそう。大学院まで立ち上げる予定であることから分かる通り、単に話題にしたいからという短期的思惑で動いていないことは明らかでしょう。記事公判で言及されている通り、マンガは往々にしてモチーフとなる場所が想定されており、その場所を所掌する自治体がマンガとタイアップして観光を通した経済振興を意図するケースは多いです。
熊本大学は国公立大学であり、2000年代初頭までは国公立大学は文部科学省が所管する国の機関(現在は国立大学法人といって、独立行政法人の一形態として存在しています)でした。所謂産学官連携が容易になった事から、大学がある地域の企業や自治体と大学が連携する試みが出てきています。こういう事情も、熊本大学がマンガ学部立ち上げて産学官連携加速していこうと思い切れた理由の一つなのでしょう。
京都精華大学が恐らく国内で唯一のマンガ学部を有しており、明治大学も現代マンガ図書館という国内最大級のマンガ蔵書数を誇る専門図書館がある(私大の図書館にしては珍しく、我々民間人でも300円入館料を払えば入館でき、閲覧料もかかりますがそうそう市場ではお目にかかれない貴重なマンガを閲覧することも可能)訳ですが、これに追随する格好になってきそうです。マンガを研究するということは、並大抵の覚悟で出来ることだとは思いません。単にマンガが好きだというだけでは不十分なのでしょう。
「本気でマンガ家になって稼いでいきたい」「マンガに人生を左右するような経験を与えられて、マンガが社会世界に政治経済的に与える影響を研究していきたい」というような骨のある生徒を望んでいるものと思われます。現に、日本史ではお馴染みの鳥獣人物戯画も、当時の世相をキャラクターが皮肉った漫画風の絵巻物ですから、この頃からマンガの走りはあったと言える訳です。もはや単に楽しむマンガにとどまらず、「漫画」として大真面目に研究するに値する一学問領域になってきているという証左でしょう。
今回は以上になります、閲覧誠に有難うございました。
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